フィットネスプラザ南波 山形市 アームレスリング

アームレスリングの頂点を極めた男、映画『オーバー・ザ・トップ』でシルベスタ・スタローンとも競演した南波勝夫さん。肉体と精神を研ぎすませつかんだ栄光の道には、確固たる独自の思想が。南波さんの強さのヒミツ、そして、現在指導者として自ら学んだ経験と知識を元に健康づくり・人づくりをする姿を覗かせていただきました。


第2回 身体を鍛える 心を鍛える

編集部(以下/編)身体を鍛え始めるきっかけはなんですか。

南波(以下/南)子供の頃は得意の乗馬を生かし、競馬の騎手になりたいという夢がありました。ある日、父親から『これからの社会は学問と体力が必要な時代にあるぞ、お前は大丈夫か』のひと言がヒントでした・

編/自己流のトレーニングは幼少〜現役そして今日までたくさん取り入れたと聞きました。

南/当時は指導者も専門誌もなく、何を・・・どの様に・・・と考えて効果を試さなくてはなりませんでした。常にアイデアがひらめいたら即行動です。当時身長が欲しかったので独自のアイデアで実行、効果を上げました。
現状はモノ、情報に溢れています。まねるのではく、良いことは取り入れ、独自の方法論を作り上げていく。

現役のときは、横になっている時こそアイデアが浮かぶことに気づき寝床の枕元に用紙とペンを置き書き溜めたものでした。その結果、多くの運動法論が生まれ、強化に繋がっていきました。中には失敗かな?・・・と思う様なこともありましたが、それでも着実に強化されて行くのが見えましたから。


編/失敗と分かっていても続けるのですか?。

南/失敗とは指の関節の強化のことです。通常鍛えるところではありません。しかしわたくしの競技(アームレスリング)では指の強化は不可欠で、この世界ではあたりまえの強化メニューのひとつです。強くなるためですから、常に先々を想像しながら取り組んだものです。

編/すべてがプラス思考ですね。

南/自分の夢の実現の為、行動しているわけですから落ち込む理由はありません。常に前に進もうとする意欲の表れです。お陰でたくさんの経験により程度が見えるようになり指導していくうえで大変役に立っています。

編/心と身体のバランスについてお考えを聞かせてください。

南/『健康な肉体には健全な精神が宿る』という言葉が有ります。スポーツの世界では『人に勝つより、自分に勝て』の教えがありますが、日頃大切にしていることばです。
健康な身体を勝ち取る上で精神(心)は大切な意味があるからです。特に競技者として極限の世界に足を踏み入れた時、頑健な肉体と強靭な心が欲求されます。現役の時経験したことで、日々の鍛錬で気づいたことですが、ある時は肉体的にはベストなのに精神的に気のりしない、反対に気分はやる気なのに肉体がのってこない、しかし20分、30分と体を動かしているうちに、肉体が精神(心)を押し上げ、時には精神が肉体を押し上げる経験をしました。肉体と精神(心)はお互いに助けあっているのです。

第3回に続く

 第1回   【 第2回 】    第3回
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